埼玉教員110人駆け込み退職
またまた東京新聞から

埼玉 来月から退職手当減額
「教員110人駆け込み退職」

国家公務員の退職手当引き下げを受け、県は昨年12月に県職員の退職手当条例
を改正。勤続35年以上で月給40万円の教員が3月末に定年退職した場合、
退職手当は2千4百万円。しかし、2月以降に退職すると150万円減額される。
2、3月の月給を得たとしても、1月末で退職した方が約70万円多くなるという。
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記事終わりの、上田知事の定例会見「担任を持つ教員(の途中退職)には
不快感がある。無責任のそしりをうけてもやむを得ない。」
には???!!!疑問を呈したいと思います。

財政支出を抑えるために行った措置とはいえ、
今の時期に断行する弊害まで考えてのことでしょうか?
無責任のそしり・・・それはむしろ行政側が受けて然るべきと考えます。

「教職者は公教育を司る者、一般職とは違うのだから辞めるな」と言っても、
教員を聖職と思っている人は、もう日本社会の中にそうはいないと思います。

それでも多くの教師が善意と責任感で、部活動や生活指導、膨大な雑務等で
長時間の時間外奉仕(もちろん残業代なし)を続けておられます。
私は中学でしたが、在職中に定時の時間で帰れたことはほとんどありません。
退勤時間からの部活動指導&仕事を当然のこと(半義務)として、生徒、保護者、
社会からも求められていたように思います。
学校に全ての時間を注ぎ込める人はまだよいですが、私にとって〝定時に帰れず、
普通に我が子や家族と過ごせない〟ことは、永遠の悩みでありストレスでした。
定年を迎えられる人たちは、こうした仕事環境で長年に渡って真面目一筋に教職を
貫いてきた人たちがほとんどです。

そこに、定年の年に降って湧いた退職手当減額。
1月で退職しなければ、2、3月を無償で働き、さらに70万円の懲罰金を課されて
いるのと同じです。
突然、大きく採用条件が変わったのです。
教員だって人であり、労働者。退職の選択権があって当然でしょう。
それでも辞めることを想定してなかったとしたら、教員の善意に甘え過ぎ!
教育現場に混乱を招いた責任は行政側に取ってもらうしかないのではないでしょうか。

私のかつての同僚のような人達に降りかかったことなので、特に身近に感じます。
先生方は受け持っている生徒と制度の間で、本当に悩まれたことと思います。
先生方は何か悪いことをしましたか?
途中退職の非難に対しては、お気の毒としか言うことができません!

そして改めて驚きですが、こんな仕打ちに対し、1月末の退職見込み者は
定年を迎える教員の約1割とのこと。
9割の人たちはグッと堪えてしまったことになります。

あ~、それも判ります!! 教員をやっている人たちの心内。
まずは目の前の生徒や授業、進路指導などが第一。 公教育という縛り。
同僚の負担増への遠慮も大きいと察せられます。
そして、とにかく忙しい!! 慢性的な疲労。
考えたり決断したりすることも出来ないまま・・・時が過ぎ、期限が過ぎる。
結果、ただ働きになっても仕方ないと諦めの境地・・・ハ~

先生達は根っから真面目で責任感が強い方が多いです。
その分、悩みも深かったのではないでしょうか。 罪な条例改正ですよね。
多分『退職』という形を取っても、そのまま学校へ通い続ける先生も少なからず
いらっしゃるかもしれません。

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<参考> 下記ページのツィート1つ1つに、とても頷かされることが多かったです。

togetter ーまとめー
「本当に無責任なのは誰なのか? - 埼玉県の教員早期退職問題 」

埼玉県が行った事は、突然暴力的な条例をつくりだし、従わないものには
「生き恥をかかせてやめさせる」ということだ。これまで何十年も定年まで
まっとうに働いてきた教員に対して、最後の最後で詐欺まがいの行為でカネを
巻き上げた。しかもマスコミまで利用して教員を悪者に仕立て上げている。

埼玉県という自治体は、教員の責任感や善意につけこみ、あっという間に
各個人から150万円もの大金をまんまとせしめた。
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by sato_ongaku | 2013-01-23 14:06 | ♯教育 | Comments(4)
Commented by 匿名 at 2013-01-24 16:00 x
この記事を読んで、まったく酷いなと思いました。
まさに「開いた口がふさがらない」状態、あんまり馬鹿らしくて憤りすら感じてしまいました。

謗られるべきは退職される教員の方々ではなく行政、本当にそう思います。
これまで真面目に教職を勤めあげてきた先生方に対して、最後の二ヶ月にあんまりな仕打ちです。
Commented by piu♪ at 2013-01-24 16:20 x
匿名さん
>謗られるべきは退職される教員の方々ではなく行政
本当にそう思いますよね!
退職される先生方には最後に思わぬけちがついてしまいお気の毒でしたが、
「これまで本当にお疲れ様でした」とお伝えしたい気持ちです。
Commented by klavier_noten at 2013-01-24 21:29
同意。
無責任はどっちでしょう。
ちったーより
『@kanehitokita: 今回の教員の早期退職も司法改革もそうだったけど、条件を下げても志があれば人材は残るとどうして無邪気に信じられるのだろう。条件を下げたら、人材は集まらなくなるに決まっているじゃないか。あと、滅私奉公は自分自身に誓うものであって、他人に求めたりましてや強制するものではない。』『@ld_blogos: 条例で減額の時期の設定を誤った首長や議会の責任を問うべきで、退職教員には罪がない - 早川忠孝 http://t.co/C1Ojiwhl』
Commented by piu♪ at 2013-01-25 02:09 x
きよさん
>無責任は
ホント、どっちでしょう!
ちったー情報ありがとう。
>条件を下げても志があれば人材は残るとどうして無邪気に信じられるのだろう。
>滅私奉公は自分自身に誓うものであって、他人に求めたりましてや強制するものではない。
>条例で減額の時期の設定を誤った首長や議会の責任を問うべきで、退職教員には罪がない
一々ごもっとも!と心で叫んでしまいました。
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