今日は息子の高校の開校記念式典でした。
式典30分 その後、 高校OBイタリア在住の宮川秀之氏の講演会がありました。 <宮川秀之氏プロフィール> 群馬県出身 1937年生まれ 早大中退 M高時代は野球部のエース。1年先輩に中・元中日監督、 2年後輩に巨人の元投手で8時半の男・宮田がいる。 カーデザインの巨人ジウジアーロと、世界一流のカーデザイン会社「イタルデザイン」を創設。 宮川氏はプランナーとして、日伊の自動車業界の橋渡しをした。 (以下、講演会と資料から) 早大文学部2年の時、友人と世界一周の旅に出かけた。 (スポンサーをつけてオートバイを借りて・・・なんて、かの小沢征爾のよう。) イタリアに行った時、運命のマリーザと出会った。 マリーザの来日を縁に、広島に日伊協会が生まれた。 結婚。イタリア在住。 マリーザの結婚条件、「自分達の子どもが大きくなったら、世界の孤児を引き取って育てたい」 『開かれた家庭』を実践。 3男1女のほかに、インド人(孤児院から引き取り、右腕の骨がなかった)、韓国人、イタリア人と3人の養子。 それにホームステイのアメリカ人。 宮川家は肌の色も言葉も、国際色豊か。 アフリカ・ザンビアの難民(ハンセン病の親)の子4人の親代わりにもなっている。 どの子にも平等の愛を注ぎ、まさにマリーザは「愛を爆発させた」と言っている。 社会福祉活動にも心を砕き、 結婚後の悩みや親子問題の相談に応じるセンターの会長もしている。 フィレンツェ近くに農園を開設。 『今、物質文明に毒され、心のゆとりがない。 力を合わせてワインを作ったり、無農薬野菜を栽培する。 地元の人と養子や老人問題も話し合う。』 引きこもりの子も受け入れ、日本の子も何人か留学し、それぞれの生き方を見つけた。 愛する亡きマリーザの意思を引き継ぎ、無農薬で育てたワインは苦労が実り、世界一流と認められ表彰された。 でもここでは終わらない。 今、宮川氏はこの農園への刑務所服役囚人受け入れを目指し、各方面に働きかけ、実施実現に向けて動き出している。 なんという深い人間愛! 宮川氏は、どの会社の社長にもならない。 新しい事業を興しては、それが軌道に乗ると身を引く。 「もうけた金は、孤児の養育や福祉活動などに使い、社会還元しています。 金がたまると、ろくな事しませんからネ。」 紹介だけで終わってしまいました。 一つ一つに深い感銘を受け、「そのまま伝えることが一番」が私の感想です。
by sato_ongaku
| 2005-10-14 12:06
| ♯息子/高校・大学受験
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